空気を動かす

空気を動かす

こんにちは ぐっさんです、

緊急事態宣言も緩和されて
人の動きが活発になってきましたね。

ここ1ヶ月ぐらい自粛してた飲食店や
衣料品店も巻き返しを図ろうと
あの手この手で行動されてるようです。

と言うことで、今日はちょっと松山の繁華街である
銀天街をぶらついてみました。

だいぶ人出が戻ってきてる感じ。

で、店舗が売り上げを上げるために
やることって色々あると思います。

で、できることなら
なるだけ費用を掛けずに売り上げを
上げたいですよね?

広告をバンバン打って集客しても
費用がかさむだけかさんで
蓋を開けてみれば利益が残ってない、
なんて洒落になりませんしね。

じゃあ、費用を掛けずに売り上げを
上げるにはどうすれば良いか?ってことなんですが、、、

店舗をやってる場合、
売上げを上げるには
まずはそのお店に人が来てくれないと
話になりませんよね。

なので、まずはお客さんを呼び込むための
仕掛けが必要なワケです。

ここで、「幟を立てましょう」とか、

「看板を目立たせましょう」とか、

「ライトを明るいものにしましょう」というのは、
店舗系コンサルタントも良く言ってること。

もちろん、それらの方法も
効果があるんでゆくゆくは
ぜひ取り組まれてみてください。

ただ、まずはお金を掛けずにやる、
というのが今日の主旨なんで
まずは手軽にやれることから
始めてみませんか?ってことをお伝えしたいんです。

で、いきなりなんですが、

「募金箱の法則」

って知ってますか?

たぶん、知らないですよね汗

なぜなら、僕が勝手に命名してる
法則なんで笑

ちょっとだけ説明しておくと、
コンビニのレジの前に募金箱が
置いてますよね?

なんかの災害復帰協力金とか。

あれって募金箱が半透明で
中身が見えるようになってます。

それをパッと見たら、
小銭がある程度入ってるはず。

実はあれって、中身が空っぽで
一円も入ってない時よりも
ある程度の中身がある方が
募金をする人が増えるんです。

これを「募金箱の法則」と
僕が勝手に言ってます笑
(なので、ワザとちょっとだけ入れておくのです)

でもこれって、お店の集客でも
同じなんですよね。

お店の中に誰もいないお店よりも
お客さんのいるお店の方が
心理的には入りやすいのです。

お店の中に誰かお客さんがいた方が
僕たちは安心するんですよね。


お客さんが誰もいないお店って、

「このカフェ、もしかして
 味がマズいんじゃないの?」

とか思ったりして
入るのを躊躇するワケ。

要するに、何らかのリスクが
そこにありそうなんで入店しない。

これが心理学で有名な、

「損失回避の法則」

というものです。

要するに、僕たち人間は
「損したくない」んですよね。

だから、お店の前に行列ができると、

「こんなに人がいるから美味しい(はず)」

と、その行列がお客を呼ぶと
言われてるワケです。

ただまあ、そもそも、

「お店にお客さんがいないんだから
 お客を呼びたい」

ってお店も多いはず。

そこで今回のお題が出てくるのです。

それが、

「空気を動かす」

です。

空気を動かす、と言っても
うちわでパタパタするわけじゃあ
ないですからね笑

簡単に言えば、

「スタッフが動くことで
 お店の空気を動かす」

ってことです。

  • お店の掃除をテキパキとやったり
  • 店内の商品の入れ替えをやったり
  • お店の前をホウキで掃いたり

何かしらスタッフが動く。

そうすると必然的に空気が動きます。

高級ブランド服の店員さんが
店内の服をやたらと広げて
また、たたんでたりしますよね?

あんな感じです笑

意識されて見てみると分かるんですが
お客さんが誰もいない時に
スタッフが暇そうにスマホを弄ってたり
お喋りしてる店って、お客さん側から
見てみたら、めちゃくちゃ印象が悪いです。

もちろん、店の中に誰もいなくなって
ガラ〜ンとしてると
益々入りづらくなります。

これ、人の深層心理を考えてみると
何となく合点が行きます。

どういうことかと言うと、

僕たちの祖先が、まだ猿だった頃の話。

自然界の中で一匹になることは
限りなく死を意味します。

なので、弱い動物はなるだけ
仲間と「群れ」を作ろうとします。

つまり、誰もいないような場所に
自分だけが行くことに対して
僕ら人間は無意識に恐怖を
感じるようにできているのです。

誰かがいるところの方が
”安心感”を感じる。

たとえ、それがお客さんじゃなくても
スタッフが動いているのを見ても
安心するワケです。

と言っても、、、スタッフが店の奥にいて
息を潜めてじっとこちらを
睨んでたりしたら、狙われてるようで
怖いですよね?笑

なので、テキパキと動いて、

「空気を動かす」

のです。

実は、僕は若い頃は
レストランのホールを任されてたり
ホテルでフロントマンをやってました。

その時の経験則としても言えますが
お客さんがいない時間は
(アイドルタイムと言います)
各テーブルを拭きに回ったり
お店の外のガラスを拭いたり
とにかく、

「店の外からお客さんに見られること」

をやってました。

そうすることでお客さん側から見て
何となくの安心感を与えることが
できるワケです。

で!

今日の銀天街の様子を見てましたが
ちゃんとそうやってる店と
閑古鳥が鳴いてるお店の違いも
顕著に出てました汗

「人が人を呼ぶ」

というのは商売の大原則。

空気を動かすために何ができるか?

を考えてみられると良いですよ〜。

ではでは!