資格の勉強は起業後も役に立つのか?

資格の勉強は起業後も役に立つのか?


会社勤めをされてる人は
一度ぐらいは、
 
「独立したい」
 
と思ったことが
あるのではないでしょうか?
 
なかでも、
 

「何かの資格を取って起業してみたい」


 
と思う方は多いようです。
 
実際に僕自身も独立起業をしたのは
社会保険労務士という国家資格を
取得して起業しました。
 
起業の手段は色々とあると思いますが
資格を取って起業する、というのも
悪くはないと思います。
 
が、やはり何と言っても
資格は試験に合格しなければなりません。
 
なので、資格を取るためには
ある程度の勉強が必要にはなります。
 
資格、というのは基本的に
知識や技能を習得して試験に
合格しなければなりません。
 
資格の種類にもよるんで
一概には言えませんが
合格するためにはそこそこの
勉強量は必要になってきます。
  
ちなみに、
僕の取得した社会保険労務士資格は
合格するために必要な勉強時間が
約1000時間と言われてます。


 
会社員が資格にチャレンジするなら
仕事をしながら勉強をしなければ
ならないんで、良くて勉強時間は
1日5時間程度になります。
 
となると、
 
5時間×200日=1000時間
 
となります。
 
まあ、頑張れば1年で合格することも
不可能ではないワケです。
 
国家資格の最難関である弁護士資格は
合格するにはなんと8000時間もの
勉強時間が必要と言われてます。
 
となると、仕事しながらの合格は
難しくなるワケで、1日の時間の
すべてを勉強時間に当てなければ
ならなくなります。
 
それでも1日16時間ほど勉強しても
5年は掛かる計算になりますよね。
 

マジですごいです。


 
まあ、資格によって合格のために
必要な勉強時間は違ってはいますが
どちらにしても、膨大な時間は
費やす必要があるワケです。
 
合格のために必要な時間、と言えば
それはそれで間違いはないんですが
やはり、その勉強したことが
起業後も役に立つのだろうか?
というのは、資格を目指す人なら
誰しも気になるところだと思います。
 
  
ズバリ結論から先に言うと、
 

「資格のために勉強した内容は
 起業後は役に立たない」


 
です。
 
 
ちょっと衝撃的だったでしょうか?笑
 
資格に合格するために1日5時間以上
合計で1000時間以上勉強したことが
役に立たないなんてショックですよね。
 
ただ、あくまでこれは、
 
「どこにフォーカスして
 必要か必要でないか」

 
を言っているかで違ってきます。
 
当然、業務の内容に関して言えば
資格合格のために勉強した内容は
ある程度は役に立ちます。
 
僕の経験でお話すると、
 
社会保険労務士の試験勉強では
労働関係、年金関係の法律系の
勉強をします。
 
起業した後に業務を遂行する場合は
これらの法律の知識が前提として
持っていないと厳しいのは
現実としてあります。
 
なのですが、
 
役所相手に手続きをするとなると
書類の作成とかに関しては
法律の知識だけでは無理があります。
 
結局は、そこからは経験が
モノを言うようになってくるのです。
 
これは他の資格でも同じような
状況だと思います。
 
ですが、僕が言いたいのは
ここじゃないんです。
 
僕が言いたいのは、やはり、
 

「起業した以上は経営する
 意識が必要になる」


 
とうこと。
 
なかでも、営業という
お客様を獲得する活動は
欠かすことができないワケです。


 
この営業に関しては
資格に合格するための勉強は
まったく役に立ちません。
 
営業スキルや集客術は
当然ですが、資格の科目の中には
ありませんので勉強することはありません。
 
実際に起業してから、
 
「ぜんぜん、お客様が来ない」
 
という現実を目の当たりにしてから
必死でマーケティングとかを
勉強される方が多いんですよね。
 
資格試験に合格するまでなら
その資格の勉強だけでも大丈夫です。
 
ですが、その資格を元に起業するなら
それだけでは絶対に苦労します。
(僕も経験者なんで)
 
資格の試験に合格したあとは
起業の準備をしながら
絶対にマーケティングの
勉強をしていくことを
おススメしておきます。
  
   
それでは今日はこの辺で。
 
 
最後までお読み頂き
ありがとうございます!

山口 章