BMWの闇

BMWの闇

 
こんにちは 山口です、
 
BMWって知ってますよね?
 
「ビー・エム・ダブリュー」
 
そう、車のメーカーの名前です。


 
日本の車メーカーじゃなくて
ドイツの車メーカーで
高級外車の代名詞のような
車メーカーですよね。
  
たぶん、あなたも街を歩いてて
一度ぐらいは見掛けたことが
あるでしょうし、
 
もしかしたら、今現在
乗ってらっしゃるかもしれません。
 
それぐらいにBMWっていう車は
日本の社会に浸透してます。
 
世界でもかなり売れていて
2019年上半期の新車販売台数は
125万2837台と過去最高だったとか。
 
が、実はこれって
「見せかけ」の数字なんですよね。
 
要するに、無理やり作った
販売台数なんです。
 
どういうことかと言うと、
 
日本の場合、BMWジャパンという
BMW直轄の法人があります。
 
そこがドイツの本社から車を輸入してきて
日本各地のBMW正規取扱店、という
販売店に車を売るワケです。
 
このBMWジャパンと各販売店は
簡単に言えば、
 
・元請け
・下請け

 
みたいな関係です。
 
BMWジャパンは大きな権力を持っていて、
 
「今月は何代売ってくださいね」
 
というノルマを課すワケです。
 
で、さらに、
 
「もし目標達成できなければ
 販売店の契約解除しますよ」

 
と、念を押す(脅す)んです。
 
販売代理店の方は契約解除されると困るんで
無理やり売ろうとします。
 
その時に行われるのがBMWの車を
お店の名義で登録して販売台数の数を
上げるんですね。
 
とりあえず、数字だけを上げておいて
そのお店名義の車は後で新古車として
安く売っていくワケです。

これ、俗に「自爆営業」と呼ばれてて
当然、販売店の方はBMWジャパンから
買った車を新古車として安く売らないと
いけないんで利益が薄くなります。
 
そうなると当然、経営も火の車。
 
BMWの正規取扱店としてやっていけず
お店を閉める経営者もいたり、
 
ノルマを達成できずに一方的に
契約を打ち切られたりする販売店もあって
訴訟に発展しているケースもあるようです。
 
なんか、BMWって車だけ見ると
スマートなイメージがあるんですが
中身は結構ドロドロなんですね笑
 
ま、これってBMWに限ったことではなくて
他の自動車メーカーもやってることです。
 
何年か前にSUZUKI自動車の社長が自ら、
 
「SUZUKIは下品な売り方は辞める」
(販売店に自爆営業はさせない)
 
という発言をして注目されてましたよね。


 
 
もっと視野を広くしてみると
こういうのってどこの業界でも
行われてることです。
 
つまり、
 
・力を持ってる側が
・力を持ってない側に

 
無理難題をふっかける。
 
変なパワーバランスみたいなのがあるんですよね。
 

僕も過去に会社員だった時代があるんですが
その時は、あの「世界のパナソニック」の
下請けの会社で働いてました。
 
パナソニックの地方工場で生産してる
電化製品の部品を作る工場で働いてたんですね。

・パナソニックの工場→元請け
・僕の努めてた会社 →下請け

という感じなんですが
もうこれがまた何と言うか、、、
 
鶴の一声、って感じで
元請けから言われたことは、
 
「はい、分かりました!」
 
でした笑
 
 
「この製品、明後日までに納品して」
 
と言われたら、僕らの会社は
夜を徹してでも作り上げる、
って感じでした。
(僕は製造部門じゃなかったんで見てただけですが笑)
 
本当、元請けって傍若無人、というか
自分の都合しか考えないというか、、、
 
建設業とかだと、もっと酷い上下関係が
あるようですが、結局は、
 
「下請けをやってる限りは
 元請けの都合に振り回される」

 
ということですよね。
 
ある意味、下請け側にいると
楽は楽です。
 
 
さっきの自動車業界なら
元請け側のメーカーが車を作ってくれますし
TVコマーシャルとかもしてくれます。
 
建設業なら、元請け側でお客様を見つけて
あとは作業だけを下請けに回してくれます。
 
なので、
 
「下請け側にいると深く考えなくても
 ある程度の仕事はまわってくる」

 
ワケです。
 
 
ただ、元請け側に何かあると
連鎖的に大打撃を被ります。
 
さっき言った、僕が努めてた会社は
パナソニックの業績が一気に悪くなり
日本各地の工場を一斉に閉鎖。
 
当然、下請けの救済なんてあるワケもなく
結局は従業員のほとんどを解雇して
僕の勤めてた会社も10分の1ぐらいの
規模に縮小してました。
(僕が辞めた後だったんで僕は何も影響なかったんですが)
 

で、これって僕らのような起業家も
しっかり考えておく必要があります。
 
自分の仕事が、
 
・元請け的にやってる仕事なのか
・誰かから受注する下請け的な仕事なのか

 

もし、下請け的な仕事なら
元請け的な相手がいるはずです。
 
そこの動向を注視しておかないと
何かあったら本当にヤバいです。
 
なので、
 
そういう場合は、元請け的な相手の数を
増やしていって、一社に何かあっても
大丈夫なようにリスクヘッジを
しておく必要があります。
 
もしくは、
 
思い切って元請け的な仕事をするか。
 
  
どちらにしても
目の前のことだけ見てるのではなくて
3年先、5年先を見ていく必要がありますよね。
 
で、ここだけの話!
 
僕の専門分野の一つ、
社会保険労務士的なお話をお伝えしておきます。
 
僕のコミュニティメンバーにも
お伝え済みのことなんですが
そろそろ景気が後退局面に
入ってきた感があります。
 
と、言うのも、ずっと右肩上がりだった
有効求人倍率が、ここ数カ月間で
下降気味になってきたんです。
 
どういうことかって言うと、、、
 
 
経済に詳しい方ならご存知だと思いますが
景気を判断する上で、色んな指数で
景気を予想したり判断したりします。


 
有効求人倍率ってのは
その中の一つの指数で、
 
「一致指数」
 
と呼ばれる指数です。
 
 
指数には、
 
・先行指数
・一致指数
・遅行指数
 
の3つがあります。
 
 
簡単に言うと、
 
景気の先に動くのが先行指数、
景気と共に動くのが一致指数、
景気の後に動くのが遅行指数、

です。
 
 
つまり、、、
 
有効求人倍率が下がってきた、
というのは、
 
「景気が下がってきた」
 
とも捉えることができるワケです。
(絶対ではありませんよ)
 
 
今現在は、人手不足と言われていますが
それは一部の業界と地方だけであって
裏ではリストラを進める企業も出てきてます。
 
それに加えて、
 
アメリカの投資家ジム・ロジャーズが
言ってましたが、
 
「オリンピックの開催国は工事などで
 一時的には景気が良くなるが、
 その後はその工事等の負債が膨らみ
 確実に景気が悪くなる」

 
と言ってます。


 
前回の開催国はブラジル、
前々回の開催国はイギリス、
 
両国とも景気後退局面にありますよね。
 
唯一、その前の開催国の中国は
元気ですが、あれはバブルですし、、、
 

今のうちに、資産形成を
しっかりしておく方が良さそうですね。

ではでは、今日の内容も
あなたのお役に立てれば幸いです。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読み頂き
ありがとうございます!

山口 章