ゲシュタルト思考

ゲシュタルト思考

山口です、

今日、卒園する長男。
祖母からお祝いの手紙をもらって、

「お返事書いて、切手を買ってきて
 貼って出す」

と嬉しそうに全部”ひらがな”で
返事を書いてました笑

これを分解してプロセスにしてみると、

ーーーーーーーーーーーーー
おばあちゃんから手紙をもらう
 ↓
手紙を読む
 ↓
返事を書く
 ↓
切手を買う
 ↓
手紙に切手を貼る
 ↓
ポストに出す
ーーーーーーーーーーーーー

というプロセスなんですが
幼児の時は、このプロセスが
繋がってなくてバラバラで認識してます。

が、成長するに従って、

「何を」

「どの順番で」

つなげれば良いかを考えられるように
なってくるワケです。

この物事を考える力を
「思考力」と言いますよね。

つまり、思考力というのは
バラバラの情報を(何を)
最適な順番で(どの順番で)
つながれば良いのか、というこを
考えることのできる力のことを
指しているのです。

心理学では、このように
全体を部分の寄せ集めとしてでなく、
ひとまとまりとしてとらえることを

「ゲシュタルト」

と言います。

ちょうど、バラバラになってる
ジグソーパズルのピースを
一つずつ組み合わせていって
一つの絵に完成させるようなものですね。

コミュニケーションが苦手な方とか
考えるのが苦手な方は、
このゲシュタルトをつくるのが
できないことが多いのです。

なぜ、苦手なのかと言うと、
ジグソーパズルをつくるときに
手に取ったピースしか見てないからです。

そのピースに合った形のピースを
見つけるのは至難の業。

なので、途中で考えるのが嫌になって
適当なピースを組み合わせて
終わらせようとするから
できあがったモノがグチャグチャに
なってしまうのです。

そう、勘が鋭い方なら
もうお分かりだと思いますが
ジグソーパズルを組み立てるときには
全体像を見て、それをイメージしながら
一個ずつピースを組み立てたほうが
圧倒的に簡単です。

「全体像を見る⇔詳細を見る」

これを頭の中で繰り返しながら
物事を考えることで、

「何を」

「どの順番で」

つながれば良いのか、というのが
分かりやすくなってきます。

この「全体像を見る⇔詳細を見る」
という視点のことを、
「ズームイン・ズームアウト」
と言います。

で、さらに僕たちがビジネスや
人間関係で物事を考えるときに
持っていたら役立つ視点が
あと二つあります。

この二つの視点を意識するだけで
ビジネスセンスも飛躍的にあがりますし
何よりもコンサルができるように
なってきます。

なぜなら、その二つの視点を持つと、

「この人は、これからこうなっていくなぁ」

とか、

「このまま進むと、●●さんと
 衝突する」

みたいなことが見えてくるように
なってくるからです。

先日も、ある業界で800人中No1の
トップセールスマンのコンサルを
してたときのことなんですが
僕がちょこっとだけアドバイスすると、

「そんなこと、一人で考えてたら
 絶対に思いつかなかったです。
 今回、思い切って相談して
 本当に良かったです!」

と喜んでくださってました。

もちろん、僕はその業界のことは
まったく分かりません。

が、ズームイン・ズームアウトの
視点を含んだ3つの視点を持ててるんで
自分が未体験のことでも
的確なアドバイスができるのです。

その二つの視点が何なのかということを
お話したいんですが、これから
長男と一緒に手紙を出しに
行かなければなりませんのでまたの機会に。

それではまた!