「座禅とメトロノーム」

「座禅とメトロノーム」

「座禅とメトロノーム」
 
こんにちは ぐっさんです、
 
一昨日の夜、真っ暗になった
街の片隅で人知れずひっそりと
開催されている集まりに
参加してきました。
  
場所は築百年以上は経ってる
古い木造旅館の一室。
 
集まってきたのは普段は真面目に
仕事をしている男女11名。
 
厳粛な雰囲気の中、
男女が入り混じり
静かに始まったある行為、
 
それが、、、
 
「座禅」
 
です笑
 
実は以前から座禅に興味があって
座禅会に参加してみたかったんです。
 
で、とあるご縁で誘って頂き
参加してきた、というワケです。
 

座禅では瞑想をするんですが
瞑想をすると、心はゆったりした
感覚になるんだけど
集中もしている状態になります。
 
これは、脳波が「α波」という
ゆったりした波長になっているからです。
  
波長、というと分かりにくいんで
感覚的な表現をすると、
 
「心がゆったりして時間の流れを
 緩やかに感じる感覚」
 
です。
 
この人間の状態を心理学では
「フロー」と言っています。
 
精神は研ぎ澄まされてるんだけど
心はリラックスしている、という
何とも表現しづらい感覚です笑
 
こういう状態を作りやすいのが
「座禅」なんですよね。

瞑想を極めていくとこのα波が
さらにゆったりとたΘ(シータ)波に
なっていきます。
(意識が半分寝てる状態です)
 
まあ、このΘ波になるには
ある程度の修練が必要なんで
そう簡単になれるものではありませんが、、
  
こういう状態を作り出せるようになると
インスピレーションが鋭くなったり
幸福感を感じやすくなる、と
言われています。
 
実際に、瞑想を取り入れている
経営者や大企業も増えてきました。
 
故スティーブ・ジョブズも
座禅を愛していましたよね。
 
瞑想をするために座禅ていうのは
一人でも簡単にできます。
  
でも、イマイチ
集中し切れないんですよね笑
  
でもそれが、座禅会のように、
“座禅をする場が設定”されていると
不思議と集中しやすいんですよ。
 
その場を作っているお坊さんが
中心的な存在になり、
周りの人たちも厳粛な雰囲気を
醸し出していきます。
 
会場全体が、座禅をするための
「場」として設定されてるワケです。
 
僕は何かをしようという時に
この「場」が醸し出す雰囲気って
非常に大切だと思ってます。
 
なぜなら、
 
人間はまわりの雰囲気から
大きな影響を受けるからです。
 
もうちょっと専門的にいうと、
 
「人間の”脳波”はまわりの雰囲気に
 同期するから」
 
です。
 
ちょっとこの動画を見てみてください。
 ↓
https://youtu.be/4ti3d3ls5Zg
(Youtubeの動画が開きます)
 
見て頂くと分かりますが
たくさんのメトロノームを
動かしています。
 
最初はバラバラに動いていた
メトロノームたちが、
段々と同じタイミングで
振れるようになっていきます。
 
これを物理学では「共振」と
呼んでいます。
(中学校か高校で習いましたよね?)
 
これってメトロノームを置いている
「台」に秘密があるんです。
  
メトロノームの振動で微妙に台も
振動して、その振動がすべての
メトロノームに影響を与えていき
その結果、すべてのメトロノームが
台の微妙な振動にシンクロするんです。
 
人間の脳波も同じような感じで
周りの雰囲気や一緒にいる人の
脳波の影響を受ける、ということが
脳科学の研究で分かっています。
 
要は、
 
ゆったりした雰囲気のところで
脳波もゆったりした人といると
それらの影響を受けて、
自分の脳波もゆったりしていくわけです。
 
逆に、
 
雑然とした雰囲気のところで
イライラしてる人といると
自分もイライラが伝染してきます。
 
こういった「場」が
人に与える影響力のことを、
 
「場の力(フィールド・パワー)」
 
と言います。
 
この「場の力」というのは
非常に大きな力があって、僕も
コンサルティングやコーチング、
カウンセリングをする際には
「場(フィールド)の形成」には
特に気を遣っています。
 
ビジネスにおいても、
 
店舗をどういう雰囲気にするか、
事務所の応接室の雰囲気をどうするか、
 
子育てやパートナーの関係でも
家の中の雰囲気をどうするか、
 
というのは、そこにいる人に
めちゃくちゃ大きな影響を与えてます。
 
特に子育てでは、親の子供に対する
影響がめちゃくちゃ大きいわけですが
これは親の脳波が子供に伝染してるワケです。
 
親がイライラしている脳波(ガンマ波)だと
子供もその脳波に「共振」して
落ち着きのない子になっていきます。
 
自分が場に与えている影響、
自分が場から受けている影響、
 
ちょっとだけ意識してみてくださいね。
 
   
それでは今日はこの辺で
ありがとうございます!