なぜSNSで投稿頻度が重要なのか?

なぜSNSで投稿頻度が重要なのか?

ビジネスにFacebookやTwitter、
といったSNSを活用するときの
重要なことの一つに、

「投稿頻度(とうこうひんど)」

があります。

なぜ重要なのかと言うと
それは”SNSの特徴”にあります。

SNSというのは投稿記事が
フロー形式になっていて
どんどん流れていってしまいます。

記事を書いた瞬間に拡散され、
その後、時間の経過と共に

どんどん他の情報の中に
埋もれていってしまう仕組みに
なっているんですよね。

ですから、今日書いた記事が
明日には他の記事に埋もれて
見られないワケです。

当然、1週間後、1ヶ月後には
その記事は全く誰にも見られない
状況になってしまってます。

なので、投稿頻度を上げなければ
あなたの記事を誰も見てくれないのです。

はい、

ここまでがSNSの特徴から見た
SNSの投稿頻度を上げる理由です。

そしてもう一つ。

人間心理から見た場合での
SNSの投稿頻度を上げる理由です。

コチラはSNSに限ったことじゃなくて
全ての広告に関して共通して
言えることです。

人間心理から見たSNSの投稿頻度を
あげる理由は大きく2つ。

1、認知

2、単純接触効果

この2つに関して一つずつ
説明しておきます。


まず、今のような情報が
溢れかえってる世の中で
一つの情報が誰かに
「認知される」のって
かなり難しいです。

前回の動画でお伝えした
「AIDMAの法則」の最初の「A」が

「Attention=注意を引く」

でしたよね?

AIDMAの法則の解説動画はこちら
 ↓

この「注意を引く」というのって
かなりインパクトのあるものなら
一発で注意を引けます。

が、そういうのは、そんなに簡単に
できるワケじゃないですし、
一発だけでは見られてない
可能性もあります。

人は色んな情報を見てはいますが
その全ての情報は脳が受け取らずに
スルーしています。

受け取るのは、基本的には
自分に関係あるモノだけ、です。

でないと、情報が多すぎて
脳がパンクしてしまうからです。

なので、SNSで何回も投稿をして、

「あれ?この人の投稿って
 良く見掛けるなあ」

と注意を引いて「認知」してもらう
必要があるのです。

さて、それともう一つ。

それが心理学で、

「単純接触効果」

と呼ばれる心理効果。

別名「熟知性の原則」とも
言われてるモノです。

最初は興味がなかったり、
苦手だったりしたものも、
何度も見たり、聞いたりすると、
次第によい感情が起こるように
なってくる、という心理効果。

それも濃厚な接触ではなくて
ただ見たり聞いたりという
単純な接触で効果があるのです。

だから、SNSなどで何度も何度も
繰り返し見聞きしてる人に対して
親近感を覚えたりするのです。

この心理効果はアメリカの心理学者
ロバート・ザイアンスが実験により
発見してモノです。
(名前にちなんで、ザイアンス効果とも呼ばれます)

どういう実験を行ったかというと
ザイアンスは、卒業アルバムから
選んだ顔写真を大学生に見せ、
その顔に対する好感度を計測したのです。

その時、写真ごとに見せる回数を
変えると、回数の多かった写真ほど
好感度が高くなったのです。

つまり、実際に合わなくても
顔写真を見るという単純な接触だけで
相手に対する好感度が上がったワケ。

これってテレビCMも同じですよね。

何度も何度も同じCMを流して
視聴者に見てもらうことで商品への
好感度を上げていくワケです。

ちなみに、最近のテレビC Mでは
A・Bパターンを作っておき
その差異でさらに印象を強くする
試みが増えてきてます。

どういうことかと言うと、

同じCMが流れてきた場合に
人は無意識に同じ内容かどうかを
確認する習性があるのです。

その心理を利用して視聴者を
CMに集中させるのが狙い。

良く雑誌に掲載されてる
2つの絵の間違い探し、なんてのも
ついつい間違いはどこだろう、
と探してしまいますよね。

あの手この手を使って
見る人に認知されるために
みんな頑張ってるワケです。

ビジネスでSNSを活用するなら
ちょっと頑張って、

「更新頻度を上げていく」

ということを意識されてみてくださいね。

今回の内容を動画でも解説してます。
ザイアンス効果の解説動画はコチラ
 ↓

それではまた!